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宮代の匠

鈴木鉄工所
鉄鋼工業

鈴木 政義

(すずき まさよし)

昭和38年に先代が創業し、受け継いだ工場と道具は今でも大切に使われていました。工場には個性豊かな作品が飾られていて、これまでの想いを大切にしながら、時代の変化とともに新しいことにも挑戦をし続ける鈴木政義さん。ユーモアあふれるお人柄の裏に秘めた思いとは。

変わりゆく時代

主な仕事内容を教えてください

基本は建物系が主力なんですよ。建築、修繕、設計と、あとは展示会の出品などですかね。昔はビル、倉庫、アパートの建築が多かったけど、時代が変わって今は建物を借りる時代で空きがある建物が多いから一から建築しなくなってきました。

仕事に就いたきっかけは

小学生の時に先代が創業しました。中学生の頃には事務所を構えて設計士になろうと思っていました。高校生から父の仕事を手伝うようになり、その時にはもう設計図は書けていました。学校ではなく現場で学んでいるからこそ得るものが大きかったです。

下積み時代はどうでしたか

高校を卒業後、川口のとある鉄工所で5年間修行しながら、専門学校に通い建築士2級を取得しました。
夜な夜な設計図を書いて図面の仕事もしていました。鉄工所は設計部の室長になったところで退職して、建築士1級を取ろうと思ったのですが、妻の妊娠をきっかけに24歳ぐらいに実家に帰りました。実家の手伝いで設計図を書き始め、後に親父のように自分も鉄を叩くようになりました。
溶接を学ぶため、溶接職人のところへお酒と煙草を持って行き技術を学ばせてもらいました。当時の職人は自分の技術を大切にするという考えで教えてくれる人がいなかったので、引退するお年寄りの職人のところで教えてもらっていました。25歳には実家の仕事を回してましたよ。

先代から受け継いだもの

展示会にも出品されているそうですね

うちの親父が出品していたんですよ。まだ工場ができていないとき近くに建設業を営んでいる方がいて、その方のお手伝いで金物など作ったそうです。当時はビートルズが通るバリケードやモーターショーの展示の台を作ったり、初めてのジャンボの売り出しのアーチを作ったと聞きました。今は東京ビッグサイトの展示会に年10回以上参加しています。デザインに添って製作し2週間で持っていく感じです。

楽しい作品が多いですがアイディアはどこから生まれるのですか?

岩魚釣りしている知人がいるのですが、最近は川で直に火を起こして魚を焼けない場所が増えてきたという話を聞いたのをきっかけに釣ったその場で魚が焼けるコンロを作りました。アイディアは人と繋がることで生まれますね。

心がけているところはありますか

うちの親父が言っていたのですが、お客さんに出来上がった品を渡したときに、にっこり笑ってもらうこと。あとは信用です。悪い噂はすぐ飛ぶけどいい噂はなかなか飛んでいかないんだよね(笑)なるべくお客さんのご希望に添って提案しています。

宮代のつながりイベント和e輪eにも参加されているそうですね。

5〜6年前くらいに遊びでコンロなどを作り始めたんですよ。以前から役場とは仕事で繋がりあって、見積り書と一緒に自分が制作した金物の写真を置いてきたのがきっかけです。武田信玄の言葉じゃないけど『人は城、人は石垣、人は堀』ていうように、人が一番なんです。信頼できる人の集まりは頑固な城に匹敵する。
和e輪eでは溶接のやり方を実際に体験してもらっています。

宮代のつながりイベント和e輪e

これから創業する人へメッセージをお願いします。

なんでも経験ですよ。どんな仕事でも誰でも失敗はする。失敗を恐れないこと。『失敗は練習だ』と思って次に活かせることが大切だと思います。

※この記事は2023年1月に取材したものです。


鈴木 政義(すずき まさよし)

昭和30年生まれ
羊年・いて座・A型
父親の後を継ぎ43年目。
建物の建築、修繕、設計図、加工図、アウトドア商品などオーダーメイドでお客さんの要望に添って作ります。
宮代つながりイベント和e輪eの講師でもあり、溶接の講座を行なっています。

住所 〒345-0836 埼玉県南埼玉郡宮代町和戸1丁目9-14
電話番号 090-6019-9082

鈴木鉄工所

住所 〒345-0836 埼玉県南埼玉郡宮代町和戸1丁目9-14
電話番号 090-6019-9082